2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

足穂氏、銅の甲冑を身にまとう…『機械学宣言』(2)

今日で7月も終り。時の流れの早さを感じます。そして、昨日の記事を読み直してつくづく思いました。4年前と今、世の中はまったく変わってしまったなあ…と。 ★昨日のつづき。この特装版は、明らかに一種のオブジェ本ですから、最初から読まれることを想定し…

足穂氏、銅の甲冑を身にまとう…『機械学宣言』

新潟・福島では猛烈な豪雨。当地でも宵から俄かに雨脚が強くなってきました。不安な夜です。 ★さて、有言実行を口にし、また足穂氏の名前を出したので、安易な連想遊戯で話を進めます。足穂氏の本で、以前“いつか買うぞ”と誓ったものがあります。すなわち、…

宇宙卵はこうしてやってきた

昨日のウロンな宇宙卵を入手するに当たって、実は1つの伏線がありました。 ★ 覚えている方もおいででしょうが、3年前、東大総合研究博物館で、「鳥のビオソフィア」展という催しがありました。山科鳥類研究所の協力を得て、伝統を誇る鳥類学のあれこれを、…

夢みる宇宙卵

何だかお分かりでしょうか。ダチョウの卵を加工した時計です。最初画像を見たときは、なかなか良い風情に見えました。そして、卵、星座、時間…と単語を並べているうちに、「これぞ宇宙卵なり!」という観念が閃いて、いそいそとドイツに発注したのでした。し…

光学の夕べ

7月4日の記事は、押し入れの奥から引っぱり出してきたレンズが主人公でした。以下は、そのとき戯れに撮った写真。レンズからの単純な連想で、光学をテーマにした古い図版と取り合わせてみたものです。背景は、ライプツィヒで1870年頃刊行された、『科学・芸…

自分と似た人

草むす塔婆。蝉しぐれ。生者と死者が行きあう夏。 ★世の中には、自分と似た人が3人だか7人だかいる、と言いますね。これは外見のことかもしれませんが、内面についても、本当に嗜好がかぶるなあ…と驚く経験がときにあります。ネットというのは、そういう人と…

デロールと庭師殿下

(↑デロールPV風) 相も変わらぬデロール話で恐縮です。 どうもデロールのことを知ったかぶりをして書き散らしてきましたが、実はデロールのことを何も知らなかったなぁ…と、つくづく感じます。そもそもデロールの経営者は誰なのか、それすら知らずにいまし…

THE MOON …エルガーの月面図

前回、思わせぶりに顔を出したのはこの本です。エルガーが著した月面図の原典。■Thomas Gwyn Elger THE MOON:A Full Description and Map of its Principal Physical Features. George Philip and Son, London, 1895 8vo, 173p. 以前、京都のラガード研究所…

嵐の夜に思ったこと

(↑この本の詳細については次回) 昨夜は迫りくる台風に備え、職場の非常配備に付きました。 動きの遅い台風にじりじりしながら、暑苦しい一夜を過ごし、いささか疲れました。 先ほどシャワーを浴びて、ビールを開けて、ホッと一息というところです。 ★ とこ…

水のない海

台風の接近で、日本近海は大荒れのようです。今日は海の日なので、何か海にちなんだものをと思い、いっそ月の海に行ってみることにしました。 ★青い星図帳に続き、これも George Philip & Son 社が出した、ちょっと昔の月面図(1957年刊)。アマチュアの立場…

あっ…

ふと壁を見たら、南米産のヒゲナガドウケカミキリ(Acrocinus longimanus)の標本が無残なことに!あちゃー。。。この標本は、虫体をホットグルーで貼りつけてあるだけなので、時と共に自然にはがれて落ちたのでしょう。まあ、元々がお土産用ですから、そう…

青く澄んだ星の本

セミも鳴き出し、ついに夏本番です。それかあらぬか、PCが不調です。どうも熱暴走らしいんですが、急に真っ青な画面になってシステムが落ちたりして、最近はそういう経験をすることも減っていたので、久しぶりに背筋がヒヤッとしました。 ★さて、暑さを忘れ…

カリカチュアライズされた天文学者のルーツを探る(後編)

7月12日は(日本では日付が変わって、今日13日がそれに当たると思いますが)、海王星が165年前に発見されて以来、ちょうど公転軌道を1周した、すなわち「1海王星年」が経過した日だというので、一部では「海王星、お誕生日おめでとう!」と大変な盛り上が…

カリカチュアライズされた天文学者のルーツを探る(前編)

(↑出典:Universe Today http://www.universetoday.com/74522/astronomer/) これまで何回かつぶやいてきた疑問があります。 例えば以下の記事。 ■裳裾をひるがえす天文学者 http://mononoke.asablo.jp/blog/2009/05/13/4302388 19~20世紀の書籍や映像作品…

『ケプラーの憂鬱』 の憂鬱

(↑原著ペーパーバック。アマゾンで見ると、最新のエディションはもっと大人しいデザインになりましたが、以前はこんなオドロオドロシイ表紙だったらしい。果してブックデザイナーは、本の内容を理解していたのか?)そういえば、『ケプラーの憂鬱』の全体構…

プラトンの立体

さて、ケプラーの宇宙モデルから、正多面体にちなむモノへと話をつなげていきます。ぬっと出た、棺のような木箱。一木造りで、なんだか堂々としていますが、さしわたしは17cmちょっとですから、そんなに大きなものではありません。そっと蓋を開けると、中に…

ケプラーの多面体宇宙モデル

『ケプラーの憂鬱』 も残すところあと30ページ。いよいよケプラーの人生が幕を下ろす間際まで来ました。 ★天王星が発見されたのは1781年で、これは周知のように ― と、ハーシェル協会員としてあえて書きますが ― ウィリアム・ハーシェルが成し遂げた偉業です…

『ケプラーの憂鬱』

腰痛が再発したため、今日は一日安静にしていました。 おかげで、何をするでもなく、ゴロゴロ本を読むだけという「結構なご身分」を満喫したのですが、今日手に取った本は、以前古本屋で買ってそのままになっていた、『ケプラーの憂鬱』 (ジョン・バンヴィ…

レンズ夜咄(よばなし)

写真を撮ったついでに、これまであまり取り上げなかったようなモノを載せます。写真は、以前、何の気なしに買ったジャンク・レンズ。両凸レンズ、両凹レンズ、凸平レンズ、凸凹レンズ。それぞれに自己を主張するガラス塊。反射と屈折。おぼろな輝き。レンズ…

黴雨(ばいう)去らず、ひねもすパチリパチリかな

既報の通り、写真をせっせと撮っていますが、一日かけてもそう沢山は撮れないことが分かりました。それに結構気疲れします。今回は、押し入れにしまいっぱなしのモノから順次撮影を進めているのですが、そもそも押し入れにしまってあるモノというのは、部屋…