2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

首都の週末(6)…博物蒐集家の応接間(後編)

今日も暑い一日。蝉の声が耳を圧するようです。 ★先々週の土曜、7月23日は、「博物蒐集家の応接間」のレセプションの日でした(イベント自体は8月いっぱい続きます)。メルキュール骨董店さんによる幻灯上映会と、それに併せて、私が「19世紀の天文趣味と天…

首都の週末(5)…博物蒐集家の応接間(前編)

この1週間は、ずいぶん長く感じました。大きな事件が世間を揺り動かし、私自身も揺さぶられました。それでも、こうして振り返りの時間を持てるのは幸いなことです。 ★三省堂池袋本店でのイベントに参加したのは、ちょうど先週の今日でした。■博物蒐集家の夏…

首都の週末(4)…星の子ども(後編)

TOKOさんの「星の子ども」展で購入した品を眺めてみます。…といったハナから何ですが、下の1冊はちゃっかり頂戴したものです。(ノートのデザインを模した冊子。花蜜を吸うハチドリとオオスカシバが可愛い)TOKOさんの20年回顧録、『TOKO 20TH ANNIV. BOOK』…

首都の週末(3)…星の子ども(前編)

東京駅から西荻窪に向う途中で道に踏み迷いましたが、元の地点に戻ります。 ★「袖触れ合うも他生の縁」と言いますが、長く生きていると、本当にそうだな…と感じることが多々あります。西荻窪で「星の子ども」展を開催されたとこさん(以下、TOKOさん)や、こ…

雨上がり

ブログの趣旨とはずれますが、もう1回、思いを書き付けます。 ★私なりに被害者の気持ちを推し量って、あの犯人に向って何か言うとすれば、「馬鹿野郎、勝手な理屈をこねるな。こっちだって、別に好きで障害者やってるわけじゃねえんだよ」と真っ先に言いた…

雨の音

いたましい出来事が多いです。 こういうときは下手でも何でも沈思せねばなりません。 雨の音の何と慕わしい夜であることか。

首都の週末(2)…インターメディアテク(後編)

インターメディアテクは、ミュージアムショップがよくない…と、以前書きました(http://mononoke.asablo.jp/blog/2014/10/14/7458230)。さて、最近はどうであろうかと、例によってミュージアムショップ(正式には、「IMTブティック」と呼ぶそうです)に立ち…

首都の週末(1)…インターメディアテク(前編)

味のある一日であった。…昨日経験したさまざまな出来事を、そう総括したいです。時間にすれば一日、いやわずか半日のことですが、人間によって生きられる時間は、物理的時間以上に伸縮・濃淡に富むものです。そして、昨日は大いに時間が濃くかつ長く感じられ…

照る日、曇る日、また照る日

今週の初め、アメリカの売り手との買い物交渉が不調に終わり、泣く泣く購入をあきらめた…ということを書きました。■照る日、曇る日 http://mononoke.asablo.jp/blog/2016/07/17/しかし、昨日先方からメールが来て、「家族の看護で、しばらくPCの前に座れませ…

再びレーニン号

ついでに、レーニン号の絵葉書も載せておきます。星のまたたく暁の空(それとも夕暮れ?)。砕氷船レーニン号と、軍艦のシルエットから照射されたサーチライトが、ソ連のロケットを真一文字に照らしています。何か政治的プロパガンダなのだろうと想像はつく…

熱くて冷たいもの

「夏は暑い」セオリーどおり暑いですね。オーロラの海をゆくレーニン号。全長134メートル、旧ソ連が1959年に完成させた、世界初の原子力砕氷船です。砕氷船…と聞くと、南極観測船をパッと連想しますが、レーニン号が就航したのは北極海で、ソ連がその建造を…

夏雲

自分は何に季節を感じるのかなあ…と考えたとき、パッと思いつくのは雲です。何か季節の変化を述べるとき、雲への言及が有意に多い自覚があります。(前回の記事もそうです。)春の柔らかい雲夏の真っ白い雲秋の突き抜けるように高い雲冬のちぎれ飛ぶ雲ぽけー…

夏の日の天文台

博物蒐集家の夏休みに相応しい気分を整えるため、夏向きの品に目を向けます。中世の城塞のような天文台。その前をコツコツと歩く女性。白い雲と濃い緑に、夏の匂いを感じます。キャプションには、「Erfurt. Sternwarte im Kulturpark(エアフルト。文化公園…

照る日、曇る日

今日はダメな日でした。あ、これはいいな…というものを見つけて、無事購入にこぎつけたところまでは良かったんですが、その後がいけませんでした。支払いと発送の方法をめぐって、アメリカの売り手と最後まで話が噛みあわず、結局キャンセルせざるをえません…

博物蒐集家の夏休み

雨模様なのに、蝉が盛んに鳴いています。今鳴かなければ、他に鳴くときが無いことを知っているかのようです。日本だけでなく、世界中が揺れ動き、流動化していますが、窓から見える景色はひどく静かです。 ★昨日につづき、夏休み向きのイベントのご紹介。机…

夏、標本、鉱石

ピンクの百日紅が咲き、紅い夾竹桃が咲き、その脇を「暑い、暑い」と言いながら出勤する毎日です。でも、私は基本的に夏が好きなので、そんなに口で言うほど苦ではありません。そして来週からは、いよいよ夏休み。夏休み向きの企画が、既にいろいろ始まって…

星の子ども

いろいろなことが次々に起こる中、人との結びつきに救われることが多いです。そして、私は「縁(えん、えにし)」というものを、言葉の綾ではなく、現に在るものとして感じる傾向が強いです。 ★ささきさ(http://www.junk-club.net/)――私には以前の「我楽多…

新しい朝

切に忍びないです。EU残留を志向したイギリスの人の気持ちがよく分かります。しかし、歴史の転換点に立ち会うというのは、愉快かどうかは別にして、とても興味深いことです。悪者さがし…というのとは、ちょっと違うんですが、今回の選挙の「立役者」は何と…

星とまつりごと

広大な宇宙を相手に、研究に余念のない天文学者たち。彼らは、ちっぽけな惑星の、ちっぽけなエリアに棲息する、ヒトという生物種のディテール、すなわち政治のことなんて眼中にないかというと、そんなことはなくて、むしろ、天文学と政治は密接な関係の下、…

ライト&レフト

今日は閑語ではなく、真面目に書きます。明日の選挙は、改憲との絡みで、歴史のターニングポイントになる選挙である可能性がきわめて高いです(与党がその争点化を必死に回避していることから、逆にその意図が透けて見えます)。繰り返しますが、私は現政権…

ざらざら すべすべ

いろいろアップアップしている状態です。こういう時は、心がざらついてくるので、何か心が穏やかになるものはないかな…と周囲を見回したら、心のザラザラを消す、スベスベしたものを見つけました。スベスベマンジュウガニ。変な名前の多い海の生き物の中でも…

かささぎの橋を越えて

今日は七夕。旧暦の7月7日といえば、新暦の8月中旬にかかる頃合いですから、ちょうど夏と秋が入れ替わる時期です。七夕は新旧の季節感が大きくずれる行事のひとつで、現代ではこれから夏本番ですが、俳句の世界では立派な秋の季語。 ★以下、『銀河鉄道の…

彗星奉祝

過去記事フォローシリーズ。今年のはじめ、フランスのカーニバルに取材した、一寸妙な絵葉書を載せました。■天の星、地の星 http://mononoke.asablo.jp/blog/2016/01/06/7973938■彗星まつり http://mononoke.asablo.jp/blog/2016/02/03/8008040上は南仏・エ…

かたちコレクション

アクリルキューブつながりで、再度「棚めぐり」に戻ります。棚の隅に置かれた紙箱。中には、さらに木箱が入っていて、9個のキューブが行儀よく並んでいます。(ルリタマアザミ)今ではすっかりポピュラーになった、京都の「ウサギノネドコ」さん(http://usa…

火星来たる(3)

故郷の火星を飛び出して、宇宙空間を放浪し、地球に捕捉されて落ちてくるまで。隕石が語り出せば、長い思い出話をしてくれることでしょう。それにくらべれば、ずっとささやかですが、隕石が商品として流通する過程にも、いろいろ有為転変のエピソードがある…

火星来たる(2)

今週はバタバタして、記事が書けませんでした。そしてバタバタしているうちに、今年も既に半分終わり、何だか気ばかり焦ります。 ★さて、火星にちなむものとは何か?それはタイトルのとおり、火星そのものです。火星にちなむものとして、これ以上のものはな…