2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧
年末の風物詩、N響の第九演奏会が、今晩8時からEテレで放送されます。今年の指揮者は、イギリス出身のロジャー・ノリントン。 ★フープ博士たちが暮らす、惑星「ファンタスマゴリア」でも、毎年1回、この時期に冬のコンサートが開かれます。空の上でスノ…
いよいよ年も押し詰まってきました。気ばかり焦りますが、とりあえず一服して記事を書きます。 ★「骨董天文店」と聞くと、Flickrで見かけた、パリの理系骨董と古書の店、アラン・ブリウ書店の店先↓とか、 (出典: Librairie Alain Brieux, Window Display)…
天空の星は、人間の営みとは全く没交渉に輝いています。したがって、天文趣味が純粋に星のみを愛でるものであるならば、そこに骨董趣味が入り込む余地は、本来無いはずです。しかし、実際には天文趣味と骨董趣味は、オーバーラップする部分が少なからずあっ…
「ジョバンニが見た世界」は、新しいアイテムも交えて、この後も続く予定ですが、今日は取り急ぎ、後日談的なご報告を。ジョバンニが時計屋のショーウィンドウの前まで来たとき、まずその眼を惹いたのが、フクロウの形をしたある物でした。「…時計屋の店には…
(前編からのつづき) 私の前にふと現れたのは、一匹の「眠れる黒猫」です。 それも一寸やそっとの眠り方ではなくて、ここ3年間ずっと眠りっぱなしだとか。 ショットグラスの中で3年ぶりに開いた金色の瞳。 黒猫はゆっくりと灯りに眼をやり、大きく伸びを…
鴨沢祐仁さんが24歳のときに描いた、初期の代表作「流れ星整備工場」(1976)。主人公は(もちろん)クシー君とイオタ君。舞台はクールなプラトーン・シティ。そして季節はクリスマスを目前に控えたある晩です。森の中の天文台を訪れたふたりは、空に輝く星…
(一昨日の記事のつづき)いとおしい明治の博物掛図。その現物を手元において、その妙を味わう。常識的には難しい課題ですが、そこは蛇の道はヘビ。こんな可愛い抜け道がありました。 ■松川半山(註解)『博物図教授法(全)』 岡島宝玉堂、明治16(1883)再…
(カボチャの話の続きを書くはずでしたが、非常な衝撃を感じたことがあるので、記事を差し替えます。)自ブログの過去記事を読み返して面白いと思うことは、あまり無いとはいえ、一寸はあります。さっき、ふとしたきっかけで見直して面白かったのは、以下の…
今日は冬至。季節の風物詩、カボチャからの連想で記事を書きます。天文古玩的にカボチャというと、1枚の古い掛図が思い出されます。(明治6年刊、「第二博物図」。 出典: 国立公文書館デジタルアーカイブ http://www.digital.archives.go.jp/gallery/view/d…
各図書館はしばしば蔵書整理を行うので、古書市場には図書館から放出された本が、それこそ無数に流通しています。しかし、どの図書館から出た本であるかは、あまり重要な情報ではないのか、古書カタログでも大抵は「Ex-library」としか書かれていません。し…
選挙が終わりました。多くを語りませんが、本当に民意が反映されたのかどうか、やはり小選挙区制には問題が多いように感じました。 ★さて、この写真集のデータを書いてなかったので、改めて記載しておきます。■Edward E. Barnard, Photographs of the Milky …
いよいよ選挙です。かつて、これほど争点が多岐にわたった選挙があったかどうか、一寸記憶にありません。もちろん、これまでも国民の生活を左右する重大事はたくさんあったわけで、以前、郵政民営化が争われたときのように、過度に状況を単純化した政治ショ…
突発事態が続いてちょっと筆が止まりましたが、話を続けます。1913年に出た美しい銀河の写真集とは、カリフォルニアのリック天文台が公式刊行物として出したもので、撮影はすべて同天文台のE.E.バーナード(1857-1923)が行いました。バーナードは、もちろ…
そうだ僕は知っていたのだ、勿論カムパネルラも知っている、それはいつかカムパネルラのお父さんの博士のうちでカムパネルラといっしょに読んだ雑誌のなかにあったのだ。それどこでなくカムパネルラは、その雑誌を読むと、すぐお父さんの書斎から巨きな本を…
「ジョバンニが見た世界」は、次のテーマを決めて、これから記事を書こうとしているところですが、いかんせん寒さで腰痛が出たので、今日はもう休みます。
今日は思わぬ初雪。パトリック・ムーア卿(1923-2012)の訃と重なったのは偶然にしても、窓から見える景色がいつにも増して心に沁みます。ムーア氏は、元はれっきとした英国空軍将校。禿頭にトレードマークの片眼鏡をかけて、愛用のオンボロタイプライター…
「イギリスの野尻抱影」とも呼ぶべき偉大な天文趣味の鼓吹者、パトリック・ムーア氏(Sir の称号を受けているので、本来はパトリック卿と呼ぶべきかもしれません)が、12月9日、現地時間の午後12時25分、イングランド南部のセルジーの自宅で亡くなられました…
「ではみなさんは、そういうふうに川だと云われたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊した大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指しながら、…
(シャルトル大聖堂のステンドグラスに描かれた射手座。1220年頃。出典:http://www.fotopedia.com/items/flickr-2950383981)宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』には、読者の憧れを誘う、魅力的な天文アイテムの数々が登場します。例えば、冒頭の「午后の授業」の…
アストロデアを素材にした、ウォッチのクロック化。そのための専用の置き台を作ることにしました。時計の右側に見えるのがそれです。ありあわせの木切れ(60ミリ角のキューブを半分に切った三角柱)に、彫刻刀で時計の形のくぼみを作って、色を塗っただけの…
昨日の記事の末尾で、「あくまでも一個の『機械式早見盤』として、天文古玩的目線で書」くとか何とか、もっともらしいことを述べましたが、ここでは硬派なメカメカしい話題に踏み込むことなく、もっぱらその外面のみに集中して話を進めます(それこそが天文…
寒サニモ頻断ニモ負ケズ、記事の更新を続けます。 ★以前、我楽多倶楽部製の、小さな小さな星座早見盤を紹介したことがあります。http://mononoke.asablo.jp/blog/2010/07/26/5249861これは、紙で出来たふつうの星座早見としては、依然世界最小かもしれません…
実は、先月の初めからネットがすこぶる不調です。 その筋では「頻断」というらしいですが、要するにネットが頻繁に切断される現象に悩んでいます。最初は普通にプロバイダにつながるのですが、しばらくすると勝手に切断されてしまい、再接続しようにも出来な…
師走初日、快晴。近所の寺の境内では、澄んだ青空をバックに、最後の紅葉が燃えるような朱色を見せていました。 ★ドラマのみならず、現実の世界でも、人と人が運命的な出会いをすることがあります。同様に、人とモノの間にも「これが運命なのか!」と直覚さ…