2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ガラスの海(前編)

しばらく前から机の上に置かれているガラスのオブジェ、ないしペーパーウェイト。(高さは約11cm)その外形は、底面が菱形の四角錐を底面に平行な面で切った「四角錐台」形をしています。ガラスの中に複雑な模様が見えていますが、これがなかなか写真に撮り…

庭の倫理と法理

庭にスズメバチが巣を作りました。数日前まで気付きませんでしたが、いつのまにか大きな巣ができていました。スズメバチの姿は前から目にしていましたが、どこか他所から飛んできたんだろう…ぐらいに思って、あまり気に懸けずにいました。しかし、このあいだ…

キトラの星宿早見箱

奈良といえば、キトラ古墳に描かれた天文図を元にした星座早見盤、その名も「星宿早見箱」という素敵な品があります。(表紙サイズは縦横13cm)(「箱」というだけあって、本体はかなり厚みがあります)本体にはコピーライト表示がありませんが、ニュースリ…

奈良の女とは

NHKのサイトに「【演説全文】高市早苗氏 自民党総裁選挙」というのが掲載されていました(9月22日付)。冒頭の馬だか鹿だかのくだり、あるいは家持の和歌の珍妙な披露(ご本人も「下手ですが」と断っています)に批判が集まっていますが、その下をずーっと読…

街と星…美しい星座カード(後編)

昨日は「リケット星図カード」の第1 シリーズのNo.2、4、5の3枚を載せました。このシリーズで私が持っているのは、この3枚だけです。しかしこのシリーズはたぶん12枚セットだろうと思います。というのは、シリーズ中のNo.12のカードが、他のカードのような星…

街と星…美しい星座カード(前編)

代表的な天文小間物のひとつに、天文モチーフのおまけカード(トレーディングカード)があります。この種のカードは19世紀~20世紀にかけて、ずいぶんいろいろな種類が発行され、魅力的な星の小世界を形作ってきました。私も天文古玩趣味の徒として、これま…

プラハ、百塔の都(後編)

ステレオ写真が生み出す驚くべきリアリティについては、これまで何度か書いた気がします。今なら3DのVR技術で同様の経験ができるのかもしれませんが、古めかしい、いかにも観光絵葉書然とした写真が、突如奥行きをそなえた「一個の世界」へと変貌する瞬間は…

プラハ、百塔の都(前編)

かつて皇帝ルドルフ2世が治めた都。ティコ・ブラーエとケプラーが星を眺め、研究に没頭した町。美しい天文時計「オルロイ」が時を告げる町。プラハには今も美しい街並みが残り、数多くの古塔が林立することから、「百塔の都」の異名を持ちます。もし私が出不…

プラハの3人の男

9月4日の記事で、チェコのプラネタリウムのハットピンを載せましたが、そのときチェコの「天文小間物」と同時に、「天文荒物」のことも思い浮かべていました。神聖ローマ帝国の首都プラハの一隅で、かつてあったであろう歴史ドラマ。1960年代頃、プラハの「…

Dr. Parallel

鴨沢祐仁さんに続いて、たむらしげるさんのことを書こうと思います。たむらさんのこういう↓作品をご存じでしょうか。「ご存じも何も、ファンタスマゴリアに出てくるお店でしょ」…たむらファンなら、そう即答されるでしょう。たしかにこの店は、夢の惑星「フ…

クシー君の夢の町(3)

さて、「夢の町」には当然クシー君が必要だし、レプス君にもいてもらわないと困ります。そこでふたりに来てもらいました。届いたのはふたりのマスコットキーホルダーで、私は2セット購入したので、1セットはキーホルダー部分を外して、フィギュアとして使う…

クシー君の夢の町(2)

以前、1枚の幻灯スライドを載せたことがあります。(元記事: 無理矢理な月(第4夜)…夢の町へ)1900年代初頭のアメリカのどこかの町らしいのですが、昼間写した普通の写真を、手彩色で無理やり夜景に仕立てたため、図らずも強い幻想性を帯びた1枚です。記…

クシー君の夢の町(1)

ひさしぶりにクシー君の話題が出て、ちょうどよい折なので、これまでなかなか記事にできなかったことを書きます。 ★以前、「クシー君の夢の町」を作ろうと思ったことがあります。方向性としては、「『銀河鉄道の夜』に登場する時計屋のショーウィンドウの再…

クシー君の不思議な発見は今も続く

ブログを長く続けていてよかった…と、しみじみ嬉しく思うことがあります。昔の記事にふとコメントを頂戴するのもそのひとつ。 ★今日、yama さまから頂いたのは、なんと15年前の記事に対するコメントです。(元記事:永遠のクシー君憧憬)そのこと自体うれし…

天文小間物…チェコのハットピン

天文古玩趣味といっても、その範囲は広いです。その中でも、私の個人的な嗜好が強く出ていると思うのは、ピンバッジ等のこまごました品です。私は昔からこまごましたものが好きで、なぜ好きか?と問われても答に窮しますが、たぶん昆虫好きとか、標本好きと…