2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Katzen und der Mond

この「天文古玩」も、今やリアルな天文現象のごとく、条件によって見えたり見えなかったりで、「うーん“504 Gateway Time-out”か…今日は雲量が多いなあ」といった具合に、のんびり観望していただければありがたく思います(本当にすみません)。サーバーの心…

デジタル・エフェメラ

つらつら思うに、昨日書いたこと(サーバーがとんで、ブログが全消滅するんじゃないか…という不安)は、先日の荒俣宏氏の蔵書問題とも深く関係します。 ★すなわち、デジタル・コンテンツの危うさと、紙の本の底力…みたいな論点です。この件は、すでに多くの…

気息奄々

私が利用しているブログサービス、「アサブロ」。プロバイダ会社のASAHIネットが、会員に提供しているサービスで、素朴な構成ながら、広告が一切表示されない点が気に入っています。でも、最近動作が異様に重い。これは私だけなのか、他の方にとってもそうな…

惑星の子どもたち

「芸術新潮」の占星術特集(昨日の記事参照)を読んで、個人的に有益と感じたのは、「惑星の子どもたち」という概念の例証として、イタリアのエステンセ図書館(モデナ)が所蔵する15世紀の写本、『天球について(De Sphaera)』のミニアチュール画について…

ルネサンスと占星術とネオ・プラトニズム

今月は『週刊現代』のほかにもう一冊雑誌を買いました。『芸術新潮』の10月号です。10月号の特集は「鏡リュウジの占星術でめぐる西洋美術」。こういうのは、たいてい何か大規模な展覧会に合わせて組まれることが多いと思いますが、今回は特にそういうのは無…

荒俣氏の蔵書に思ったこと

ボンヤリしている間に世の中にはいろいろなことが起こり、何だかますますボンヤリしてしまいます。国内も国外も多事多難。そんな中、いいささか小市民的な話題ですが、先日、荒俣宏氏の件でネットの一部がざわつき、私もいろいろ考えさせられました。 ★荒俣…

季節のたより

一番風邪、二番風邪、三番風邪…と、毎年だいたい3回ぐらい風邪をひきますが、最近の寒暖差で、どうやら一番風邪をひいたようです。身近な人の葬儀が続いて、ちょっと気弱になったことも影響しているかもしれません。そんなわけで、記事の方はしばらくお休み…

雑誌『シリウス』のこと(2)

ルドルフ・ファルプ(Rudolf falb、1838-1903)が1868年に創始した一般向け天文雑誌、『シリウス(Sirius. Zeitschrift für populäre Astronomie)』。同誌の書誌はWikimrdia Commonsの当該項【LINK】に載っており、それによれば終刊は1926年だそうです。時…

雑誌『シリウス』のこと(1)

今回の調べごとの副産物として、実はファルプは知らぬ間に私の部屋にも入り込んでいたことを知りました。 ★前回参照したwikipediaの記述には、ファルプは1868年、大衆向け天文雑誌『シリウス』を創刊した人であることが書かれていて、「なるほど、そうだった…

1899年の彗星騒動(後編)

検索すると、さっそく次のような記事が見つかりました。■Herald Times Reporter: ‘We are all about to be blown to smithereens — right off the Earth.’ Manitowoc’s 1899 doomsday fears were stoked by a barber and professor.1899年の彗星騒動は、米…

1899年の彗星騒動(前編)

高知市の寺田寅彦記念館友の会が発行している会誌 『槲(かしわ)』。最新の第104号(令和7年9月刊)をご恵送いただきました。冒頭に掲載された寅彦の随筆「新星―「小さな出来事」より」(大正9/1920)は、寅彦が長男に星を眺めることを手ほどきする内容で…

ガラスの海(おまけ)

たむらさんの世界に入り込む工夫として、このガラスの海の底にクジラを横たえてみようと思いました。上はパラオ共和国が1983年に発行したクジラ切手です。こんな風に両者を並べても、ビジュアル的に成功したとは言えませんが、まあすべてはイメージの世界の…

父蜂、母蜂

(今日は2連投です)今朝、メダカに餌をやるため庭に出ました。視線は自ずと例のハチの巣に向きましたが、今朝はなんだか様子が違いました。いつもより羽音が激しいので、目をこらしたら、巣の周りに15匹あるいはそれ以上のハチがぶんぶん飛び回っていました…

ガラスの海(後編)

(昨日のつづき)この品を見たとき、これは「ガラスの海」だと思いました。透明なガラスの中に、紺碧の波涛がどこまでも続くガラスの海。そして「ガラスの海」といえば、たむらしげるさんの同名の作品をただちに思い浮かべます。(「ガラスの海」より。『ス…