2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日は気象趣味のカードゲームを眺めましたが、今日は「天文トランプ」です。ウィーンに、ピアトニク(Piatnik)というトランプ・玩具メーカーがあります。1824年創業の老舗で、今は海外にも支社を展開して手広くやっていますが、ここはオリジナル製品の他に…
政界の風から、再び天然自然の風へ。気象趣味といえば、気象観測をテーマにした、こんな愛らしいカードを見かけました。時代はそんなに古くなくて、冷戦末期の1981年に、東ドイツで発行されたものです。気象はインビジブルだ…と前に書きました。そしてまた気…
今回は閑語の拡大版。清雅な気象趣味の話題は一服して、卑俗な政治の風向きの話です。巷にはよく「政界地獄耳」みたいな記事がありますが、私もマネをして、無責任なことを書いてみます。 +今の混沌とした情勢を、どう捉えればいいのか?心ある人の中には、…
昨日の気圧計が我が家に来てから、もう5年になります。このちょっとした出来事にも、それに先立つエピソードがあります。 ★2012年初夏。私は案内してくれる人を得て、滋賀県の豊郷(とよさと)町にある、豊郷小学校旧校舎の見学に出かけました。ここは建築家…
地球大気の振舞いに親しもうと思えば、戸外に一歩出て、大空を見上げさえすれば良いのです。そこには風が吹き、雲が湧き、水滴が走り、虹がかかり…。器具を補助手段として、五感を働かせれば、この惑星が生きていることを、存分に実感できます。それなのに、…
昔から言われる天文趣味の大きな特徴は、「星は遠くから眺めるしかできない」こと。天体は、昆虫や鉱物と違って、直接手に取って愛でたり、収集したりすることができません。したがって、フェティッシュな喜びから遠い…という意味で、いささか抽象度の高い趣…
今日も絵葉書の話題です。これはわりと最近――といっても半年前――の記事ですが、西 秋生氏の『ハイカラ神戸幻視行―紀行篇』を取り上げた際、神戸の怪建築「二楽荘」にまつわる、著者・西氏の不思議な思い出話をご紹介しました。■神戸の夢(2) http://monono…
1910年から時を経て、再び1986年にハレー彗星がやってきたときも、いろいろ絵葉書が作られました。上の絵葉書もそんな1枚。91歳のバーベナ・ウィグルスワースの思い出。「ありゃ1910年、ハネムーンの晩のことだよ。新郎のウィルバーとあたしは灯りを消して、…
年々歳々花は相似たり歳々年々人同じからず人間社会の移ろい易さと、自然の不変性――。この詩句は古来多くの人の共感を誘ったことでしょう。私も齢を重ねるにつれて、そうした思いに頻々と捉われるようになりました。 ★先日、甲府の武田神社で一服していたら…
(昨日のつづき)抱影が、甲府中学校の理科室に備えられた2インチ径の望遠鏡を使って、夜ごと星を眺めていたことは、彼の随筆『星三百六十五夜』から、以前一文を引いたことがあります(http://mononoke.asablo.jp/blog/2006/10/16/)。同旨の文章になります…
この連休に、老いた両親を見舞ってきました。その帰り途、いつもとコースを変えて、ちょっと甲府に足を延ばしました。(昇仙峡から望む甲府盆地と富士)昇仙峡見物や、信玄の館跡である武田神社詣でなど、普通の観光もしつつ、初めて訪れる甲府で楽しみにし…
これもシュナイダー氏の蒐集と重なりますが、1910年のハレー彗星騒動の絵葉書を探していたら、こんな1枚が目に留まりました。巨大な彗星を前に、地上は大混乱。大火球のような彗星を目にして、逃げ出す者、銃で応戦する者、絶望的な表情で抱き合う者。街中が…
1910年頃の彗星ブランドの煙草パッケージ。これもハレー彗星を当て込んで売り出されたもののようです。夜空を翔ぶ彗星と煙草―。パッケージを見た瞬間、そこにタルホチックなものを感じました。ただし、これはシガレット(紙巻き煙草)ではありません。「plug…
このブログも開設10年を超えて、ずいぶん草臥れてきました。でも、10年かそこらで、いっぱしの古ツワモノのような顔をしてはいけない…ということを、このあいだ思い知らされました。このブログでも以前取り上げましたが(http://mononoke.asablo.jp/blog/200…
ネットで古い星図帳を探そうという段になると、「celestial atlas」や、それに類する検索語を入力して探すわけですが、そうすると古代のアトラス神の像が頻繁にヒットして、ノイズになります。まあ、アトラス像そのものは、天文趣味の守り神みたいなものです…
上野の国立科学博物館のミクロ分館で、「大珪藻展」が好評開催中と聞いて、見に行って来ました。(上空から見たミクロ分館)夏休みも終わったというのに、会場は大勢の親子連れで賑わい、入場するまでちょっと待たされました。中に入ると、壁面に珪藻の実物…
母なる太陽から吹き付けるプラズマの強風は、さらに地球の磁力線に乗って旋回し、地球大気と衝突しては、美しい光のダンスを演じて見せる…。太陽フレアの発生で、オーロラの出現がいつも以上に活発化している様子を、ニュース映像で見ました。 ★オーロラには…
星にちなんだ品といえば、これも一寸得体が知れない品です。黄道十二星座や惑星記号など、占星術にちなんだシンボルが、びっしり描きこまれた紙箱(9.5cm角)。そのサークル上を、黒い金属指針がくるくる回るようになっています。「MADE IN GERMANY」と英語…
昨夜は、太陽フレアのニュースを聞いて、「赤気」、すなわち低緯度オーロラの片鱗でも見えないかと、高台から北の空に目を凝らしましたが、その気配も感じられませんでした(まあ、見えなくて当然です)。それにしても、風が頬に涼しい、気持ちの良い季節に…
知られざる理系アンティークショップは、まだまだ世界に多いな…と、下の写真を見て思いました。画像検索していて、偶然行き会った写真です。有名どころの理系アンティーク・ショップは、それぞれ商品構成に特徴がありますが、こんなふうに、古風な電気実験機…
くだくだしいことは省き、以下、報告書に付属する多数の図表のうちのいくつかを転載し、彼らの熱気の一端を味わってみます。いろいろな考察の出発点となる、関東周辺の地質概略図。時代の古いものから並べると、茶色は安山岩層、黄色は第三紀層、黄緑は洪積…
(昨日のつづき)手元にある論文集は、■ 『海洋気象台欧文報告(The Memoirs of the Imperial Marine Observatory, Kobe, Japan)』 第1巻第1号(1922年6月)~第4号(1924年8月)をまとめて製本したものです。元はアメリカのスミソニアン協会の蔵書でしたが…
大正12年(1923)9月1日、午前11時58分。94年前の今日、相模湾を震源とする巨大地震の発生で、東京と横浜を中心に甚大な被害が出ました。いわゆる関東大震災です。あの地震を経験したのは、私の身内でいうと祖父と曾祖父の世代の人たちで、私は幼いころに祖…