2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
(前回のつづき)去年の暮れに書いた記事の末尾で、自分は「古典籍でなくてもいいので、ギンガリッチ氏の蔵書票が貼られた旧蔵書が1冊手に入れば、私は氏の書斎に足を踏み入れたも同然ではなかろうか…」と書き、そのための算段をしているとも書きました。有…
昨年の暮れに、天文学史の大家・故オーウェン・ギンガリッチ博士(1930-2023)の旧蔵書の売り立てがあるという記事を書きました。■碩学の書斎から https://mononoke.asablo.jp/blog/2024/12/26/9742202クリスティーズが主催するこのオークションが昨日、無…
先日、Facebook上の「Vintage Astronomy Books」というグループに加えてもらったという話をしました。で、その過去記事を見ていて、「天文古書とは関係ないが、興味深い内容だ」として、以下の記事が紹介されているのを目にしました。■Kevin Dickinson The J…
記事の間が空きましたが、前回の続きです。「月下の男女」の画題は、考えてみるとなかなか興味深いものがあって、男女の方はさておくとして、ここに登場するいわゆる「月の男(The man in the moon)」の描かれ方が、大いに気になります。もう少し類例を見て…
月と男女を描いた絵葉書は世間に無数にあって、本気で集めだすと、それだけで一大コレクションができることでしょう。昔から月はロマンチックなものとされているので、月影さやけき晩に男女が睦言を交わすというのがデフォルトの設定で、下のような絵葉書が…
男女の機微…というと、こんな絵葉書はどうでしょうか。(ロンドンのCarlton Publishing社製、オフセット印刷。消印は下述のとおり1916年)「At the End of the Honeymoon ハネムーンの終わりに」悄然とする男と、さめざめと泣く女。互いに背を向けて、いかに…
今日の記事のおまけ。同じ人間が書いているので当たり前ですが、自分の書いていることは、ちょっとカッコよくいえば変奏曲、有体にいえば十年一日、なんだかずっと同じことを言ってる気がします。今回そう思ったのは、以下の過去記事に目が留まったからです…
坐骨神経痛に苦しんでいました。いわゆる神経痛(神経障害性疼痛)と呼ばれるものの代表が、坐骨、肋間、三叉の3種で、特に最後の三叉神経痛の痛さは耐え難いものである…と聞いていました(痛さのあまり自殺した人がいるとかいないとか)。それに比べればま…
文明社会が滅び、荒廃した地球。あのカタストロフを辛くも生き延び、荒野をさまようひとりの男。男はある日、彼と同じように災厄を生き延びた人々が小さなコミュニティを作り、ささやかな「文明の灯」を守り続けているのを見い出した。信じられない思いでゲ…
今回の労役の成果として、「座骨神経痛」をお土産にもらいました。まあ前から症状はあって、今回も痛み止めを飲みながら作業していたのですが、帰ってきたら痛みが増悪し、椅子に座っているとお尻がずきずき痛むし、かといって立っていると今度は腰が痛くな…
今週から仕事始め。それと同時に鳥インフルエンザが猛威をふるい、身辺もバタバタです。白い防疫服に身を包み、若武者に後れをとるまいと現場に赴きましたが、はかばかしい働きもせず、星空の下でいたずらに白い息を吐くばかりでした。やはり老いたる身には…
へびつかい座とアスクレピオスの結びつきが当初は弱かったとすれば、「じゃあ、あの蛇遣いのそもそもの出自は何だろう?」というのは当然気になるところです。普通に考えると、ギリシャの星座体系の母体であるバビロニアの星座に、その元があったのでは…とは…
(前回のつづき。今日は2連投です)では、「蛇遣い=アスクレピオス」説が、最初に登場するのはいつか?これまた英語版wikipediaを参照すると、ローマ時代のヒュギヌス作とされる『アストロノミカ』(AD2世紀)に、その記述があるといいます。同書は『ポエテ…
へびつかい座とアスクレピオスの物語はいつ結びついたのでしょう?(Giuseppe de Rossi による17世紀の天球儀の複製)こういう考証は文献の森に分け入らないとできないので、素人のよく成し得るところではありませんが、ウィキペディアを眺めただけでも、い…
星座絵で蛇遣いが抱えているのは、ニシキヘビみたいな大蛇ですが、そもそもヨーロッパに大蛇はいないんじゃないでしょうか。アスクレピオスの蛇のモデルとされるのが、ヨーロッパ原産のZamenis longissimus、英名Aesculapian snakeで、和名のクスシヘビ(薬…
年明けの話題は自ずと蛇になります。蛇の星座といえば、うみへび座(Hydra)や、みずへび座(Hydrus)もありますが、海蛇にしろ水蛇にしろ、蛇界ではマイナーな存在なので、ここでは普通にへび座(Serpens)とへびつかい座(Ophiuchus)を採り上げます。 ★へ…
新年あけましておめでとうございます。本ブログ恒例の<博物趣味的 干支引継式>。ヘビの方は「無毒ヘビ」と記載されているだけで種名不明。龍のほうは、海竜モササウルスにその役をお願いしました(去年の正月に登場したのはモササウルスの歯の化石でしたが…