2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

火星来たる(1)

赤く光る星を見上げて、「何か火星にちなむものが欲しいと思いました。それが届く頃――きっと世間の関心が、火星から地上の闘争に移った頃に、またこの隣人の話題をすることにします。」…と書いたのが、今月4日(http://mononoke.asablo.jp/blog/2016/06/04/…

1878年、パリでのある試み

無線通信技術の歴史は、1872年、アメリカのマーロン・ルーミス(1826-1886)が、無線通信に関する特許を取得したことに始まります。その後、エジソンやマルコーニらの技術開発競争があって、無線通信は急速に実用化されていきました。ちょうど同じ頃、1877…

自然は実験精神に富む(後編)

英国がEUから離脱し、世界は大揺れです。「天の声にもたまには変な声がある」…と言ったのは福田赳夫元総理ですが、同じ感慨を持つ人も少なくないでしょう。 ★さて、昨日のつづき。どうでしょう、これぐらい近づいても、まだ得体が知れませんが、付属のラベ…

自然は実験精神に富む(前編)

話題を棚に戻し、話題の主はまたまた昆虫です。さて、この60mm角のクリアケースの中に潜む小さな主。何だかお分かりでしょうか?珍虫界にその人あり…と知られた存在。これを名古屋の東急ハンズで見たときは、「え、こんなものまで商売の具にするのか」と、…

終わり良ければ…

今日は特に理科趣味とは関係ない話。 ★次に出てくる言葉には、ある共通点があります。 食、権力、イデオロギー、宇宙、ムーアの法則、希望、生命、 あるアニメ製作スタジオ、大学教育、アベノミクス、日本の儒教的世界、 グローバルCSS、科学、広告、時代、…

あるカップルの危機

近頃ちょっと驚いたこと。まずは先月のこの記事から。■タルホ的なるもの…星に煙を http://mononoke.asablo.jp/blog/2016/05/14/8089506(画像再掲)「これまで何度か顔を出している「STAR」シガレット。これをふかそうと思うのですが、ちょうどいい相棒を見…

トンボの国

昨日のトンボからの連想。涼し気なマレーシアのトンボ切手。これはお土産用シートなので、ミシン目が入っていませんが、ハサミで切り抜けば普通の切手としても使えます(額面30センとして通用。全く同じ絵柄で、ミシン目の入ったバージョンもあります)。青…

再び瑠璃色の虫

さて、根を詰める作業も一段落したので、また棚の徘徊を続けます。今回も、ネイチャーサイエンスさんの品で、やっぱり美しい緑色の標本です。アオハダトンボ。本州以南に広く分布する普通種ですが、生息環境の悪化により、数が減っている地域も多く、府県に…

お知らせ

これからちょっと根を詰める作業に取り組みますので、記事の方は数日お休みします。

瑠璃色の虫

いかに海洋堂のフィギュアがよく出来ていても、本物のオサムシの繊細さを全て表現することは望むべくもありません。オオルリオサムシ。東急ハンズでも見かける、ネイチャーサイエンス社(札幌)の壜入り昆虫標本です。何度見ても美しい衣装。緑好きの影響は…

棚の隅の昆虫記

現在徘徊している「棚」というのは、私が坐っている机のすぐ左手の本棚のことで、本を並べた手前の空きスペースに、いろいろモノが置かれているのを、漫然と眺めている…というのが、最近の続き物の中身です。その実際の状況はというと、こんな感じです。この…

緑と白

もうじき夏至。梅雨入り後、急に暑くなって、電車に乗るとエアコンが入っていたりします。そんな蒸し暑い日におすすめしたい、銀河通信社の逸品があります。銀河通信社の話題が続きますが、私は別に同社の回し者でもなければ、小林健二氏の手の者でもないの…

プロキシマ系鉱物

プロキシマは遠いようで、たしかに近い。現に、プロキシマで採取された鉱物が、ここにこうしてあります。プロキシマ系鉱物、2種。硝子壜の中に固定された、細く鋭角的な両錐の結晶。透明な基質の中に、ライムグリーンとぶどう色が広がり、涼し気な味覚を感じ…

プロキシマ

銀の小口を持った本。先日の砂時計の記事の中で、「ケンタウルス座α星」という単語を書き付けたら、この美しい本のことを思い出しました。(『PROXIMA』、銀河通信社、2001)西暦2000年に、三菱地所アルティアム(福岡)で、小林健二氏の展覧会「プロキシマ…

反覆する世界…カレイドスコープ

木味に魅かれて手にした万華鏡。世紀の替わり目に、丸善で開かれた万華鏡の展示即売会で見つけました。サインが入っていますが、記録を残さなかったので、作者は不明。この万華鏡は、球状レンズが捉えた外界の景色を、三面の合わせ鏡によって視野いっぱいに…

疾走する太陽の光

いつもの棚から窓辺に移された砂時計。モノ自体は、木枠に収められた、何の変哲もない砂時計です。しかし、この砂時計はある「事実」を表現しており、それ自体シンボリックな存在です。木枠に刻された文字。「In this time: sunlight reaches Earth」太陽か…

Around the Shelves

さて、何を書こうかな…と、ちょっと筆が止まっています。あれも書きたいし、これも書きたい。でも、あれもつまらないし、これもつまらない。そんな風に気持ちが中途半端で、なかなか文字が書けないときがあって、今もそんな感じです。もちろん、何の義務も課…

赤い星

仕事帰りに家路をたどっていたら、坂道のてっぺんに大きく赤く光る星が見えて、「ああ、火星だ…」としみじみ思いました。目が衰えたせいで、もう眼鏡をかけても星像は定かに見えないのですが、あの朱のように濃く鮮やかなオレンジは、はっきり目に残りました…

浮沈子の虚実

タルホ界から帰り、ちょっと一服していました。その間に暦は6月に替わり、名実ともに夏の始まりです。涼を求めて、ガラス棚を覗き込むと…そこに「何か」がいます。む、これは…(画像再掲 http://mononoke.asablo.jp/blog/2015/10/24/7866667)上は以前登場し…