医療・薬学
花粉症になってひどく頭が重いです。思考力のみならず身体動作も影響を受け、キーボードを叩いていても、やたらタイプミスが目立ちます。ところで花粉症、特にスギ花粉症って、いつから騒がれるようになったのかな?と気になり、例によって国会図書館のデジ…
昨日の記事の最後にチョロッと顔を出した本の書誌を改めて挙げておきます。■大井玄洞(訳述)、勝山忠雄(校補) 『改訂 生薬学』 島村利助・英蘭堂(発兌)、第3版・明治20年(1887)〔初版・明治12年(1879)〕(奥付)本書については、2023年に開催された…
今日は珍しく実用記事です。 ★「橋本七度煎」というのをご存知でしょうか?風邪に大変よく効く煎じ薬です。七度まで煎じて服用できるという、コストパフォーマンスのいい薬で、愛知県南知多町の「橋本七度煎株式会社」が製造販売していました。「していまし…
今回の労役の成果として、「座骨神経痛」をお土産にもらいました。まあ前から症状はあって、今回も痛み止めを飲みながら作業していたのですが、帰ってきたら痛みが増悪し、椅子に座っているとお尻がずきずき痛むし、かといって立っていると今度は腰が痛くな…
書いていてちょっと疲れてきました。思うに、ハリー・ポッター展にかこつけて手元の品を紹介しても、それで何か新しい事実が明らかになるわけでもないし、ポッター展の見方が深まるわけでもないので、そろそろ羊頭狗肉的な記事は終わりにしなければなりませ…
昔の本草書の破片たち。破片だけでは、ものの役に立ちませんが、当時の雰囲気を味わうにはこれで十分です。ちょっとしたホグワーツ気分ですね。そしてまた時代を追って見ていくと、学問や印刷技術の進歩が見て取れて、なかなか興味深いです。これが昨日いっ…
(チラシより)ここでも図録の内容をまず列記しておきます。○ニコラス・カルペパー『英語で書かれた療法と薬草大全』(1789)(※初版は1652年。薬草の薬効と用法を網羅し、100以上の版が出た大ベストセラー。J.K.ローリングも、執筆の際に参考としたそうです…
コロナウイルスの「コロナ」は「王冠」の意。膜表面にトゲトゲした突起があるからだそうです。ここから天文趣味的には、日食の際、神秘の輝きを見せる太陽のコロナや、コロナ・ボレアリス(かんむり座)とコロナ・アウストラリス(みなみのかんむり座)とい…
「神の子の化肉の1347年の10月初旬、12隻のジェノーヴァのガレー船が、彼らの邪悪なる行ないのゆえに主の下し給うた報復を逃れて、メッシーナの港にはいった。彼らの髄には有毒な疫病が潜み、彼らと話しただけの者もすべて死病に犯され、いかにしても死を免…
家の改修やら何やらゴタゴタしているので、ブログの方はしばらく開店休業です。そうしている間にも、いろいろコメントをいただき、嬉しく楽しく読ませていただいています。どうもありがとうございます。 ★しかし、身辺に限らず、世間はどうもゴタついていま…
この品はカード以外にも、いろいろこまごましたものが一式セットになっています。これが単なる視覚的玩具でなしに、「サイエンティフィック・パブリッシング」を名乗る会社から出た所以です。箱のラベルには、「Dvorine Animated Fusion Training Charts」と…
錯視図形とは違うんですが、以前こんな品を見つけました。カラフルで楽しい絵柄が左右に並んだカードセット。さらに、2枚の絵が単純に並んでいるだけではなく、片方がホイール式になっていて、クルクル回転する仕掛けのもあります。上のカードだと、左側のホ…
(昨日のつづき)象牙の解剖模型に関連して特筆すべきこと。それは他でもありません、わが家にもそれが一体眠っていることです。頭のてっぺんからつま先まで、およそ16cm。この種のものとしては、標準的な大きさです。そして、これまたスタンダードな妊婦像…
昨夕、机の上を片付けて早々と職場を出たら、空はまだほんのりと明るく、西の方は薄紅色に染まっていました。寒い寒いと言っているうちに、日脚がいつの間にか伸びて、確かな春がそこに来ているのを感じました。 ★さて、さらにヴンダーな話題に分け入ります…
昨日のNHKスペシャルは、例の731部隊の特集でした。まさに「鬼畜の所業」であり、これぞ「戦時下の狂気」であった…という定型的な表現も、たしかに半面の真実でしょうが、それだけでは語りえない闇も深く、放送終了後もしばし腕組みをして考えさせられま…
真実とは純粋で単純なものだ…と、私なんかは単純に思ってしまいます。でも、さっき古書を探していたら、ふと「真実が純粋であることは滅多になく、単純であることは決してない(The truth is rarely pure and never simple.)」という、文学者オスカー・ワイ…
もうじき夏至。梅雨入り後、急に暑くなって、電車に乗るとエアコンが入っていたりします。そんな蒸し暑い日におすすめしたい、銀河通信社の逸品があります。銀河通信社の話題が続きますが、私は別に同社の回し者でもなければ、小林健二氏の手の者でもないの…
ちょっと天文から遠ざかりますが、引き続き回顧モードで、机辺にあるものをランダムに載せます。小さな箱に入って届いた、1933年結成の「アメリカ医療技術協会(AMST;American Society for Medical Technology )」(※)の徽章。エナメルを施した銀のクロス…
さらにこのままフラスコの中に入れて、アルコオルランプか何かで温めながら、少しずつ蒸気をお吸いなされるなら、オピァムに似た陶酔をおぼえ、その夢心地というのがまことにさわやかで、中毒のうれいなどは絶対になく、非常にむつかしい哲学書の内容なんか…
さて、生薬の箱の中身です。蓋を開けると、さらにボール紙製の箱があって、1から7までの番号シールが貼られています。そのキッチリ感も大層よくて、様々な大きさの箱が、この番号の順に化粧箱に入れていくと、最後にピタッと収まります。手前の6番、7番の…
カテゴリー縦覧の旅も道半ばを過ぎて、遠くに終着点が見えてきました。ここまで書いてきて、改めて各カテゴリーを見直すと、記事数がものすごくアンバランスなことに気づきます。今日現在でいうと、一番多いのが「天文古書」の304で、次いで「絵葉書」の…
本日3投目。 ★「よお、いらっしゃい。」どう、何か面白いものは入った?「面白いかどうかはお客さんが決めることだから…。でもTさんは、こんなの好きでしょ?イタリア製の星座早見盤。ほら、前にジョバンニが見たような早見が欲しいって言ってたじゃない。」…
すっかり調子を崩してしまいました。身体の調子ではなく、精神の調子をです。事の起こりは些細なことでした。かつて東大総合研究博物館・小石川分館で異彩を放っていた、生薬標本コレクション(今のインターメディアテクにも、生薬標本の展示はあったと思い…
コルク栓を除く壜の高さは9cm。ちょうど掌にすっぽり入るサイズです。このコバルトガラスの壜は、肉眼だともっと紫味の強い、深い色合いですが、私のカメラだと単純に青く写ってしまい、画像をいじってもうまく再現できないのが残念。中身はスペアミント精…
昨日の夕方、西の方角がからりと開けた場所を、車で走っていました。日もすっかり沈み、地平線に沿ってにじむように広がる濃い紅色の帯、その上にかぶさる透き通った紺色、さらにその中に強く打たれた白金の点。空のグラデーションと明るい金星の対比が、そ…
5月に入り、爽やかな日々が続いています。今日、通勤電車からぼんやり外の景色を眺めていたら、朝の麦畑に風が吹き渡り、緑の波が大きくうねるのが見えました。麦が黄金色に熟せば、夏近し―。 ★緑あふれる窓外の景色と、暗く沈んだ実験室。その中で透明な光…
エディさんからの連想で、人体模型の話をさらに続けます。 ★ 人体模型の歴史に依然として関心を抱いているのですが、それを強く刺激される記事を目にしました。例の奇想系ブログ、Curious Expeditions が今度もソースです。 ■Curious Expeditions:From the …
天文趣味とも理科趣味とも関係ありませんが、前回と同じ榴岡(つつじがおか)小学校の医療室内部を写した絵葉書です。 どうですか。この絵葉書、いいでしょう。 左右に悄然と立つ校長先生と教頭先生(←想像)。椅子に手をかけ、無表情であらぬ方に目をやる看…
昨日の「賢治先生」の記事は、現在ネットに頼らず、地道に調べていることがあるので、ちょっと寝かせておきます。遠からずまた書きます。 ★ さて、今日は軽く絵葉書を1枚載せておきます。 「仙台市榴岡尋常小学校 児童静養室」 とキャプションにあります。…
(↑朝日新聞 2008年1月21日 朝刊) 昨日の理科教材カタログの続きを書こうと思っていたら、息子が夕食のとき、ふと「お父さん、この記事読むといいよ」と今日の朝刊(朝日)を差し出してくれました。 以前ご紹介した(※)、賢治が採集した岩石標本と同じく、…